ぽんかん
2005年12月掲載インド原産で明治29年に日本に伝わったポンカンは、ジューシーな果肉とビタミンCを多く含んだ香り高い果汁で、冬季の貴重な旬の果物です。
果頂部がへこんでいるのが外観上の特徴で、果肉は濃橙黄色で柔らかく、甘味がたっぷり! みずみずしい果汁がのどの乾きを潤し、これからの季節のデザートとして最適です。
保管は、低温の適湿な場所が良いでしょう。
提供:有限会社 日興青果卸売市場
ピーマン
2005年11月掲載ピーマンはとうがらしの一種で辛味のないものです。
特にビタミンCが多く含まれています。
現在では、赤・黄・オレンジなどの色彩豊かな品種も栽培されています。
宮崎県は、冬春出荷のピーマンでは全国有数の産地です。温暖な気候で育った宮崎ピーマンをぜひ食味して下さい。
ドラゴンフルーツ
2005年10月掲載今回は秋の味覚ではありませんが、珍しい果物をご紹介します。
それは、ほんのり甘くてさっぱりとした食感のドラゴンフルーツ(サボテン科に属し原産はメキシコ、中央アメリカ諸国) です。
近年、宮崎県でも宮崎市周辺地区や南郷などで栽培面積が増えています。ハウス栽培ですが病害虫がつきにくく作りやすい為だからです。
ビタミン、繊維質、ミネラルに富んだヘルシーな果実で、ゴマ状の種子は便秘を改善する効果があるとの事で市場でも徐々に人気が高まっています。
7月〜11月位まで数回収穫され出荷されます。是非ご賞味あれ!!
梨(なし)
2005年9月掲載秋の季語でもある梨は実はバラ科の植物であることはあまり知られていません。
種類としては和梨(二十世紀・豊水・幸水など)と洋梨(ラフランス)があります。
水分も豊富で甘味もバッチリ、今が食べ頃!今が旬!の梨をぜひご賞味ください。
ハウスみかん
2005年8月掲載みかんの原産地はインド東北部といわれ、ここから多くの種類が世界中に広まり、日本には奈良時代に伝わりました。一般に栽培されるようになったのは、明治時代です。
現在日本で多く楽しまれている温州みかんは、約500年前九州で誕生しました。ハウスみかんは、ハウス栽培によって露地物が出回らない時期に生産する温州みかんです。
取材先の日向市美々津の小形さん宅では、6月〜9月が収穫時期です。
みかんには、美肌によいといわれるビタミンC100g中35mg含まれています。クエン酸などの有機酸も多く含まれていますので疲労回復にも効果的です。
またみかんの小袋やスジには食物繊維のペクチンが豊富に含まれており、腸の中の水分を調節して便秘を解消してくれます。みかんを食べる時は、果肉だけではなく、少々のスジはそのままで袋ごと食べるとよい効果が得られるでしょう。暑さで疲れを感じやすい夏はハウスみかんを食べてパワーをつけましょう。
【鮮度の見分け方】…ヘタ枯れが少なく果実が扁平で皮が薄く紅が濃いものがよい。
提供:日向青果株式会社
甘藷(さつまいも)
2005年7月掲載甘藷は17世紀初期に琉球、平戸、薩摩へと伝わり、1732年の大飢饉が起こり、甘藷の栽培地域では餓死者を出さない現象を見た幕府はさつまいもに注目した。なかでも蘭学者、青木昆陽は救荒食料として、 18代将軍徳川吉宗に呈上しさつまいもの栽培普及が諸国に広まっていった。
甘藷は昔からでんぷん原料として多く作付けされてきましたが、近年では加工原料(焼酎・菓子)として栽培されています。
作付け面積では、平成10年と比べると約30%程減少しましたが、近年の焼酎ブームの影響で減少傾向に歯止めがかかり、今後増加が見込まれています。
また、ポリフェノールなどの物質が注目され、健康志向の昨今見直され梅雨の時期を境に貯蔵甘藷が終了し早堀甘藷(新物)が出回り始めてます。
【ポイント】…つやと張りがあって、皮に傷の少ない物を選びます。 保存は水気の無い、涼しい風通りがあり濡れない場所を選びます。
梅
2005年6月掲載梅の時期は5月下旬から6月が最盛期になります。
通常は1キロの袋入り、又は5キロ箱で販売します。
種類には鮮やかな緑色の古城、果皮が黄色の南高などがあります。
梅酒用としては、3ヶ月後に飲めるようになります。梅は1年後に引き上げ、他の果実とミックスして飲んだり、カクテルベース にしたりします。他、しそ漬けなど色々…
完熟マンゴー
2005年5月掲載太陽と大地の恵みの中で育った『完熟マンゴー』果物の中でも最高のビタミンAが含まれ、ビタミンB1・C、カルシウム、鉄分などの ミネラル類も豊富です。
果実は甘い香りと果汁がたっぷり!濃厚で口の中でとろけるような官能的な食感です。
収穫時期は4月〜7月です。
そらまめ
2005年4月掲載莢が天に向かって伸びるので空豆とも言われています。
主な成分はたんぱく質とデンプンですが、ビタミンB1やB2、C、鉄分なども豊富に含まれています。 栄養バランスがとれていて疲労回復に最適です。
一般的には塩ゆでにして食べます。ビールのつまみに最適です。
宮崎県では西都市、児湯郡内で多く栽培されています。4月中旬からの出荷になります。
つわぶき
2005年3月掲載光沢のある深緑のつわぶきは、独特の風味があるので皮をむいて水にさらし、湯がいて適度にあくを抜いて調理します。
日本一早い春の味を感じる食材として、根強い人気があり、ビタミン類、食物繊維が豊富に含まれているので、最近ではヘルシーな野菜としても注目されています。
提供:有限会社日興青果卸売市場
空飛ぶ新たまねぎ
2005年2月掲載空飛ぶ新たまねぎは、8月末から9月始めに種を蒔き10月中旬に定植します。
延岡沿海地区の日本一の日照時間と、温暖な気候により日本一早く、1月中旬より収穫されます。
極早生たまねぎであり、甘味の強い生食用たまねぎです。
ハウス日向夏
2005年1月掲載日向夏は1820年ごろ宮崎で偶発実生した柑橘で、1887年に日向夏と命名されました。
日向夏は本来初夏の果物ですが、近頃ではハウス日向夏が12月から出荷され1月に最盛期を迎えます。
また最近は栽培技術も発達してハウス栽培の利点を生かし、(種なし)や種の少ない(ハウス小核)が出回っています。
果皮は鮮黄色、果肉は柔軟多汁で風味が良くまろやかな味です。
食べ方は表皮を薄くナイフで剥き、白皮がついたまま削ぐようにして切ります。
宮崎県青果市場連合会
〒880-0834 宮崎市新別府町雀田1185番地
宮崎中央青果内 [Google Mapを開く]
[TEL] 0985-27-8000 [FAX] 0985-27-7775